SEALDsが好ましくない(と思う)理由
ホリエモンがSEALDsをdisっている理由をブログで公開したようです。
ちなみに、私も、ここまで明確ではありませんが、あまり好ましく思っておりません。
ここで一つ注意なのが、「政治を国民の手に」というSEALDsの活動理念自体は悪いとは思っていません。
あくまで民主主義ですから、「国民」による政治、「国民」のための政治が行われてしかるべきだとは思っています。
しかし、その裏では
では、結果的に「SEALDs」の活動によって、「国民」の手に政治は戻ってきたのかというと、そんなことはないと考えています。
というのも、この「安保」の裏で、いくつか「国民」にとって明らかに「不利」でしかない案件がいくつか通っています。
ごく一部になりますが、「残業代ゼロ法案」や「派遣法改正」などです。
むしろ、「安保法改正」なんて、上の記事でも言っているように、「戦争」や「徴兵制」を行うための法案ではありません。
前の記事でも挙げましたが、今の時代、「積極的に戦争」を起こすメリットがないからですね、ましてや「徴兵制」で集めた兵士がどこまで役に立つか、と考えた場合、あまりメリットはありません。
おそらく、今のアメリカ同様の方式になるものと思われます。
結果として、「SEALDs」は「このまま行けば」来る可能性がある「軍事国家」「徴兵制」のために活動していて、明日から搾取されるかもしれない、重要法案をやすやすと通過させるという働きになっているわけです。
本当に国民を守るのであれば
安保法案より、むしろ「残業代ゼロ法案」や「派遣法改正」を潰す方向で動くべきでしょう。
というのも、今のアメリカ同様、子供が戦争に駆り出されるとしたら、貧困などのやむを得ない要因によって、「自らの意思」として駆り出される可能性が高いわけです。
結局「SEALDs」の活動って、「遥か先にあるかもしれない」ものに対して反対し、「今まさに起こっていることに」対してスルーする、という本末転倒状態になっているわけです。
そして、一番怖いのが
集団として扇動されてしまう可能性です。
事実かどうかはわかりませんが、第二次世界大戦においても、国民は相当に扇動され、むしろ国民自体が戦争に突入やむなし、という状態になっていたという話も聞きます。
実のところ、このSEALDsの活動って、「大正デモクラシー」に近いんじゃないかなと思っています。
そして、この後、災害や不況でさらに状況が悪くなって、さらに極端な円安になって、円換算の原油価格が高騰した場合、例えば、ガソリンが今リッターせいぜい200円ですが、リッター1000円とかになった場合、多くの原油を握っているアラブ諸国悪というのを唆されたら、いろいろな難癖はつけるでしょうけど、戦争に突入する可能性は否定できないわけです。
そして、それに乗ってしまう国民が一番恐ろしい、だからこそ、私は否定的にならざるを得ないと思っています。