時事自考

時事ネタを中心に個人的な考察を上げていきます。

勉強をする理由

子供のころに誰しもが考えることの一つに「なぜ勉強しなければいけないのか」というものがあるかと思います。

いろんな人が、この話に意見を出していたりするのは興味深く、それだけにみんなが一度は考えていることなのかなと思います。

私の考えでは、「時間を多く作るため」というのが一番しっくり来るように思います。

「時間を多く作るため」に「勉強に時間を使う」のは本末転倒のようにも思いますが、この2つの文章の「時間」は厳密には同じものではありません。

言い換えると、「(大人の)時間を多く作るため」に「勉強に(子供の)時間を使う」というのが正確なところです。

もちろん、どちらも同じ時間で、1分1秒の長さも同じものではありますが、それぞれが持つ「価値」が異なっています。

具体的には、子供の時間の方が「価値が低い」ということですが、なぜかと言えば「流動性」が低い場合が多いためです。

 

流動性はお金なんかによく使われる言葉ですが、わかりやすく言えば、「どのくらい簡単に価値を変換させられるか」ということです。

具体的な例を出すと1万円のお札と1万円のダイヤだったら、どちらが価値があるかという場合、物価為替変動等の価値の変動を考慮しない場合は、1万円札の方が使い勝手が良いので価値がある、と考えることが多いのと同じです。

 

同じような話を時間について考えると、大人になると旅行にも自由に行けるし、恋愛や結婚などもあります。

それ以外にも、時間を使ってお金を稼ぐこともできると考えると、時間の使い道が子供と比べて多種多様になっているのがわかると思います。

お金もそうですが、使い道が多く自由度が高いほど、価値が高くなります。

よく、「大人になると時間が経つのが早い」と言われるのも同じ理由で、大人になると使い道が増える分、時間が不足してしまうことが多くなります。

 

勉強することにより、知識が増えたり、脳の処理速度が上がる(計算が早くなったり)することで、地味ではありますが、時間の節約になります。

流動性の低い子供の時間に勉強することで、流動性の高い大人の時間を増やすことができると考えると、勉強する意味は十分にあるかと思います。

 

ここでは勉強のみを挙げていますが、勉強に限らずスポーツや芸術などに時間を充てるのも良いものです。

ただ、勉強の良いところは、どのようなトラブルに見舞われても比較的活用がしやすいものなので、保険の意味である程度の時間を使っておくことが良いかなと思います。

お金でいえば、スポーツや芸術などは株とか先物とかFXとか、勉強は生命保険とか年金とかと考えると良いかなと。

そういう意味で、勉強は投資収益率は高くはありませんが、資産の安全性を高める、という意味では押さえておきたいものと考えると良いでしょう。

投資収益率を考えたら、スポーツとかに打ち込むのも良いですが、株と一緒で予想が外れる(素質がなかった)、暴落した(ケガした)等があるので、それだけにするのはやっぱり危険です。