周辺国と領土問題でもめてはいますけれども
日本は海洋国、いわゆる島国ですから、領土問題も島がどちらの領土か?という議論になることが多いわけです。
中でもとりわけ、北方領土、尖閣、竹島あたりが最近の係争地かなと思います。
まあ、竹島は割と微妙かなと思っています。(これは日本でも訓読みで島の名前を呼んでいるというのはあります。)
しかしながら、北方領土と尖閣はやはり微妙な扱いなのかな、という気がしますね。
本当に日本のものなのか?
まず、第一に尖閣の方を考えてみると、名前が音読みになっていることから(日本の島は大抵訓読みになっている)も、元は中国領だったのではないかなと思います。
もし、本当に日本の領土として主張するのであれば、竹島のように和風の名前があっておかしくはないんじゃないかなという気がします。
当時のロシアを悪というけれども
一方、北方領土ですが、第二次世界大戦末期に条約を破って参戦したロシアに奪われたということになっています。(まあ、事実でしょうけど)
ただ、こちらについても、ロシアに感謝した方が良いのではと思っていたりもします。
まず、ロシアが条約を破ったこと自体はたしかに悪であると踏まえた上で、もし、あの状況でロシアが参戦しなかったら、どうなっていたか。
今よりも、もっと酷い状況になっていたというのがよくわかります。
というのも、戦勝国のうち、アメリカと対等に渡り合える国家は当時はロシアしかなかったわけです。
実際、ロシアが参戦したのは、後の方だったということで、かなりアメリカの発言権は大きかったわけですが、ロシアがアメリカを牽制したという事実は戦後の日本の立ち位置の差を生むのに大きな助けになったのだと思います。
もし、それがなければ、今よりもアメリカの植民地、もとい尖兵として動かされていた可能性が高いと踏んでいます。
憲法第9条も、ロシアがいなければ、アメリカが全軍の指揮権を掌握するという形に収まっていたかもしれません。
力の均衡が平和な日本を作り出したのかも
仮初とはいえ、日本が平和な時代を享受できたのは、アメリカに当時対抗しうることのできたロシアが戦勝国として名を連ねたのは大きいかなと思います。
それを踏まえた上で、取られた部分が北方領土だけであれば、一般国民の感情で言えば、安いものだと思いますね。(そんなこと言うと非国民とか言われそうですが)
日本の領土増えたところで、自分には関係ありません
そもそも、自分の感覚としては、日本が仮に尖閣や北方領土を自分の領土にできなかったところで、一個人としては、全く損害がないというところに尽きるかと思います。
資源が・・・とかいう人もいますけど、別に今でも資源の大半は輸入ですし、別の記事で見ましたけれども、アラブ諸国が原油価格を上げすぎない理由にもあるように、売る側も大きくふっかけられないわけですから、資源も関係ないですし。
行きたいならパスポート持っていけばいい、だけです。
北方領土の漁業資源とは言いますけれども、日本で一番消費されているマグロは南方の魚なので、北方領土全く関係なしです。
国民が領土問題でこだわる理由が理解できません
そうやって突き詰めると、日本の領土問題と言われるものが、個人としては、全くどうでもいいこと、と思えてしまうわけです。
それを生業にしている人が、というのも、別にそれで食べられなくなったら、別のことで稼げばいいということになります。
よく言われますけど、今の仕事がずっと将来にわたって安泰なんてことは幻想なわけですしね。
そう考えると、別に尖閣とか北方領土で中国やロシアと仲良くできるんであれば、くれてやればいいと考えています。
利益は国家というか政治家のものになるのがオチです
まあ、領土を取り戻すことで、税金が減るとかであればいいんですけれども、戦前の例から見ても、税金が上がりこそすれ、下がることはあり得ませんからね。