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時事自考

時事ネタを中心に個人的な考察を上げていきます。

【女性の労働】なぜ、企業で働くことが前提なのかという疑問

保育所の問題とかでも言えることですが

なぜだか不思議でしょうがない一つの事実。

こちらの記事を見ていて、というより、最近の論理展開に疑問があったりするわけですが。

もちろん、個人の自由は尊重されるべきだと思いますし、こうしなければいけないというのは無いと思いますが、こういう議論になった時に不思議だと思うのは、女性の子育てについては労働であることを認めていないのかな?という疑問です。

もちろん国家や文化を維持するためには、出生率は2.0以上なければ少子化となるわけです。もっとも、文化はともかく国家は関係ありませんけどね。なぜなら、国家は文化とは独立している存在だからです。日本はそういう歴史がなかったために実感がないかもしれませんが、隣の中国は国家が変わるたびに前の国家を完全否定するというのが一般的だったと言われています。しかし、文化はその中でも軸として存続してきたわけです。

ここに出ているシラク三原則についても、訳の問題かもしれませんが、国家でなく文化と言っているのは、そのためでしょう。それを国家と安易に置き換えてしまった校長は日本人的という感じですね。わかりやすく人に例えると、国家は顔で文化は心というところでしょうか。顔を整形しても、その人の心は変わらないことが多いということです。

子育ての支援と言っても

国家として考えた時、子育ては女性としての重要な仕事であると仮定するのであれば、現状は最悪と言えます。なぜなら、仕事をしているのに、無給か二束三文程度の報酬しか支払われないからです。

これは「そんなことを言っても例えば18歳で産むと、仕事をしないと生きていけない」と言っていることからも明らかです。

子育て支援とか言っていて、一人当たり月に1、2万支給する程度だとすると、実際の負担はもっと重いですが、1日8時間、月20日の労働(一般的な正社員と同等)とした場合、時給換算で100円からせいぜい300円程度にしかなりません。いや、ホントにどんなブラック企業ですかというレベルだと思います。社会福祉という福利厚生が付いていることを差し引いたとしても、普通に低いと思いますよね。

結局のところ、保育士の給与の問題もそうですが、子育てについて問題視している人たちからして、子育てのことを心の底ではボランティアかお手伝い的な何かと思っているわけです。

そういった心持ちでやっているのであれば、当然、待遇の改善など望むべくもないわけです。

子育てを国家としての仕事と考えるのであれば

せめて最低賃金930円×160時間=15万円くらいは支給すべきですし、経費として5万円程度の非課税所得も追加するべきです。このイメージとしてはベーシックインカムに近い物ではありますが、あくまで子育てという労働の対価として支払うものです。それに加えて、福利厚生(=社会福祉)も充実させるのはもちろんですが。

もちろん、年齢が小さければ難易度や手間がかかることを考えれば、もっと高くてもいいはずです。0歳児なら倍とか。そう考えれば、保育所の金額も月10万とか0歳児なら25万くらいでも、問題ないと思いますし、働きたい人は、その中から工面すればいいだけの話だと思います。

そうすれば、0歳児の規定である保育士1人あたり3人という条件を充てれば、月の売上は75万です。経費などを考慮して1/3を給与にしたとして一人の給与が25万程度にはできるようになるのではないかと思います。そうすれば、認可制度の補助金とかも関係なくなりますし、どうするかという面で言っても自由であるとは思うのですが。

個人的には、今の自由って自由でも何でもなくて、単に働くことを前提とした自由という印象しか受けません。もっとも、子供を産んだ人を優遇すると、そうで無い選択をした人から不満は出るかと思いますが、これは補助ではなくて、あくまで国家を企業として考えたときに、人材育成という成果を求めて子育てという労働としての対価なわけですので、別に不公平では無いと思います。

公立の学校の教師に給与を支払うのも、国家が人材育成という成果を求めて行うことですので、理屈としては変わりません。

結局のところ

こんな記事を書くと、おそらく批判もたくさんもらうかもしれませんが、あまり閲覧数は無いので、「そんなことはなかった」ということになると思います。

結局のところ、国家も国民も子育てはまともな労働であるとは認めていないということ(主張はしていても行動は伴っていない)と、自由も生き方の自由ではなくて、どの企業で働くかを選ぶ自由(社畜先を選ぶ自由)なのではないかと感じています。

あくまで個人的な考えではありますが、自分なりに筋は通っているとは思いますが、どうなんでしょうかね。