大学の勉強は意味ないという意見もありますが
かくいう自分は大学卒ではありますが、大学の4年間が仕事に活かせたかどうかという観点から言うと、個人的には、「割と活かせている」と思っています。
ただ、統計的に考えた時には、自分が学生時代の頃を振り返って考えると、「活かせていない」と考える人や、実際に「活かせていない」人が多いんだろうな、と思います。
なぜ、こんな話をするのかというと、ホリエモンさんの記事を見て、思うところがあったからですね。
まあ、自分の通っていた大学がFランクかどうかというところを議論してしまうと、この論点から外れてしまうので、置いておきます。
大学は意味がない?
ランクはさておき、大学に行く意味はあったのかと言われると、個人的には確かにあったと考えています。
もともとコンピュータが好きで、情報系に入って、今もプログラマやっているということで言えば、「活かせる」素地はあったと突っ込んで聞かれてしまうと、それまでではありますが、コンピュータを扱うのに必要なハードウェアの基礎知識、論理回路、アルゴリズム、UNIXやWindowsなどのOSの仕組み、言語の構造と解析のロジックなどなど、直接活かせないものはありますが、こう言った知識にちょくちょくアシストされているというのが今の実感です。
自分をサンプルとして検証してみましたが
ただ、自分はこういうことが好きだったせいもあり、こと、コンピュータ系の単位に関してはトップクラスだったと思っています。(他は最下位に近かったですが)
ということは、大学で学んだことを活かせるかどうかという確率で言うと、統計的にはかなり低くなることになります。
さらに学んだことと、仕事が一致すればいいですが、一致しなかった場合も含めて考えれば、「大学に行った」にもかかわらず「仕事に活かせない」確率はかなり高いと考えられます。
それでも統計的に言えば
もっとも、ここに主観の妙味があって、確率で言えば、「仕事のできる大学生」の方が「仕事のできる中卒生」よりも多いとは思います。
ただ、「大学まで通わせるリスク」と「大卒で仕事ができるリターン」を比べてしまうと、実質7年の差があるわけであり、見合わない可能性が高いと思います。
悲しいことではありますが、ホリエモンの言うとおり、大半の学生や、その親にとって、「大卒」というブランドを買うだけになってしまっているのが現実ではないかと思います。
やはり大学は行けるなら行ったほうがいいと思います
その反面、興味のあることを没頭して研究として費やせるのも「大学」のメリットかなと思います。
私自身は卒研レベルではありますが、やはり、面白いと思ってやっていたので、割と研究室に入り浸っていました。
そういった学ぶ姿勢を作るという意味では、やはり大学に行く経験は重要で、結果が出るまで実験を繰り返すということも仕事には大事なんじゃないかなと思います。