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時事自考

時事ネタを中心に個人的な考察を上げていきます。

コンテンツブロックとAppleの終焉

コンテンツブロック

もともと、個人的には無料で良質のコンテンツを提供可能にする広告モデルには好意的なわけですが、最近、コンテンツブロックという、コンテンツから広告のみを削除するアプリが話題になっています。

ただ現実問題として、この機能は最終的には一部を除いて使えない機能として認識されるんじゃないかと思います。

こんなことを書いているのも、こんな記事を見つけたからなのですが。

1つ目はすでに出てきていますが

コンテンツブロックの会社がお金をもらって、ブロックを解除するという状況ですね。

大体、規制を入れた場合は、こういう裏道を用意して、そこからお金を回収するというのは基本なわけです。

ただ、ここで問題となるのは、このお金って回り回って、コンテンツを見るユーザーの負担になる点です。

ユーザーから知覚できるかどうか、というのはありますが、広告以外のデメリットを受ける可能性はあると思います。

しかも、それの原因がコンテンツブロックの解除コストという形で現れるわけですから、ユーザーにとっては元々不要であったコストを支払うということになります。

もう一つはコンテンツ全体をブロックされるようにする

広告での収入が得られない、となると、今のインターネット上にある無料でマンガとか、無料でアニメ、無料で動画などのコンテンツは正規にコンテンツを仕入れる原資すら得られなくなることになります。

その状況になった場合、どういう対応となるか、というと、広告を表示しないプログラムを入れている場合、無料動画などのコンテンツそのものが見れなくなるようにする可能性が高くなります。

これが見れなくなったとして、例えばコンテンツ提供元に問い合わせたとしても、コンテンツ提供元では、広告が表示されることが前提となっているため、こういった「不正な」プログラムが入っていた場合は、動作保証する必要性はなかったりします。

もっとも、無料の時点で、保証という意味では必要はないわけですが。

コンテンツブロックの使われる2つのシーン

ここまでの流れを踏まえると、コンテンツブロックが使われるシーンは2つに分かれると思います。

一つ目は、「意識高い系」のAppleユーザー(笑)です。

コンテンツにはきっちりお金を払って購入するユーザーになります。

彼らはコンテンツに正規の金額を支払って視聴するでしょうから、無料動画とか無料コミックとかは彼らの中にはおそらくはないと思います。

もう一つは「企業」ユーザーです。

こちらは、会社で無料動画を見られたくないわけで、広告が表示されるかどうかではなく、コンテンツそのものを見られないようにするためにコンテンツブロックを入れる、という流れになるかと思います。

Appleの動向

Appleがかつて死にかけた時、そして最近になってMacがシェアを取り戻しつつある状況を鑑みると、Appleが元ネタにあったSFSafariViewControllerを強要する流れは、Appleのこの流れは、死にかけるときの流れに近いかなと思います。

というのも、以前にAppleが死にかけた時、Appleは完全に独自路線で閉じた世界で作られていました。(この路線が「意識高い系」ユーザーに支持されたのはいうまでもないかと思います)

しかし、この流れはPC/AT互換機のオープンな流れに完全に淘汰され、シェアがほとんど残らなくなりました。

この流れに乗ったのが、WindowsPC/AT互換機の規格で様々なPCが作られるようになり、それの標準OSとしてWindowsが広まっていったのがWindows全盛期だったわけです。

ここでかのジョブズAppleにNeXT社を連れてやってきたわけです。

NeXT社はUnix互換のNeXT Stepを作っている会社で、Unixというのも、OSとしてオープンの流れになります。

今までWindowsを使っていたユーザーでも、Unix自体は使ったことのあるユーザーが多い(特にネットワークなどの業務上では)ため、MacUnix互換のOSXを出したことで、Windowsを使っているけどUnixも使っているユーザーを引き込むことができたわけです。

特にBootcampでWindowsも使うことができるMacはある意味ハイブリッドPCということができるわけで、これが近年Macがシェアを伸ばしてきた理由ではないかと思っています。

確かにiOSでは制限の多さはありますけれども、これまではiPhoneの操作感から支持されていた感じになっていたわけです。

これからのApple

しかし、ジョブズ亡き今、Appleコモディティ化は避けられないんじゃないかと思います。

iPhone6sが発売されましたが、こんな感じだったようです。

行列は賛否両論あると思いますが、ユーザーと体験を共有するという意味では、かなり有効ではないかと思います。

これをなくしたことは、やはりユーザーとの距離を取り始めたのではないかと思われます。

もう一つはAppleはシンプルで快適な操作感というのが、売りだったかなと思うのですが、iPhone6sはどちらかというと、機能重視な感が否めないというのがあります。

機能を詰め込みは、確かに短期的には売りにはなるのでしょうけど、Appleらしさが失われつつあるようにも感じました。