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時事自考

時事ネタを中心に個人的な考察を上げていきます。

【原発の日】色々と考えてみた。

今日は原爆の日(だったはず)なので、その話と最近話題の原発とか、安保法改正の話を交えて書いてみたいと思います。
原爆の日とは、太平洋戦争の終盤、広島に原爆が投下された日のことです。
この日、広島では一瞬で数万人の人が命を落としたということです。
大変に悲惨な出来事であったことは議論の余地は無いかと思います。

さて、この原爆投下の日、その少し前にアメリカは一般人が避難するようにとのビラを撒いていたという話があります。

これはアメリカ側の行動としても、至極まっとうな、まったく違和感の無いものです。
というのも、戦時中の日本はそういうのをお構いなしだったようですが、近代の戦争というのは兵士と兵士が戦うものというルールがあり、文民が巻き込まれる可能性はあったとしても、文民を攻撃対象とするのは違反となっています。
これを違反とするのは一つにはゲリラ戦に持ち込まれる可能性があること、もう一つは植民地化した際に人的資産が減少してしまうためです。
もっと簡単に言えば、戦争に勝ってもお金が稼げなくなってしまうからというだけです。

さて、こうして、一般人が犠牲にならないようにビラが撒かれていたわけですが、当時の政府、ほとんど軍部ですが、箝口令を敷いたわけです。
こうして、多くの一般人は避難するようにという警告を知らない形で、未曾有の爆撃によって多くの犠牲を払うことになりました。
この流れ、よくよく見直してみると、戦時中という特殊な状況だから発生したわけではないことは、原発問題のことからも明らかです。

ここで大事なことは、国家とは国民を守るために存在するのでなく、国家そのものを守るために国民を搾取するための存在ということです。
まず、国家が国民から搾取するものというのは税金です。しかし、その税金を何に使うのかといえば、国家という存在の価値のために使われていることに気がつきます。

確かに、結果として国民が恩恵を受けることはあります。道路ができれば便利にはなりますし、公共施設ができれば、それを利用することもできます。しかし、こういったものは国家の価値を上げるという副産物でしかありません。
このことは、最近話題の国立競技場の問題を見ればよくわかります。
使われているコストと、国民が享受できる利益が見合っていないというのは誰しも感じたのではないかなと思います。

また、警察などの存在によって国民が守られているという意見もありますが、これも国家が守っているのは実は国民ではなくて、国家の治安を守っているにすぎません。
このことは、国民に対しては警察が動くのが事件が発生してからと言われることからも明らかです。
これは公務員として優先するものが国家>組織/法人>個人となっているからに他なりません。

若干話が逸れてしまいましたが、このような背景があるからこそ、個人の利益と国家の利益というのは相容れないものであったりします。
そういう意味では、昨今、戦争に行きたくない、子供を戦争に行かせたくないと言ってデモをしている方々は、至極まっとうな人なんではないかと思います。
それをワガママと評する人もいたみたいですが、ここはもう、全然ワガママでいいと思います。
ただ、そのために年端のいかない子供を炎天下の中、連れ出すのはどうかというのはありますけれども。

さて、こんな感じで国家が国民から搾取する構図があるわけですが、この構図の中でどうやって国家を維持させていくかというと、一つは愛国心になります。
今のところはいい意味で日本は個人主義になっているので、いいと思うのですが、例えば、今回の安保法制で自衛隊が紛争地に赴いたりします。
確かにここで戦闘行動を起こすわけでなかったとしても、紛争地であれば巻き添えになる可能性は十分にあると考えられます。
当然、やられたら仕返しをしたいと思うのは、人の性だと思いますが、これが増えていけばどうなるか・・・間違いなく戦争賛成に傾いていくと思います。
こうなった時に、異分子排除と同調圧力が働くようになり、これが結果として愛国心という形で現れるのではないかと思います。

もう一つが情報統制になります。
例えば、福島原発事故の件、実は関東圏はすでに放射能がヤバイ状態になっているという噂もあります。
それを裏付けるように、今年に入ってから心臓発作で亡くなる方がやたらと多い。
他にも、尖閣の問題も似たようなものです。極端な話、個人的には尖閣とかどうでもいいと思っていたりますし。
確かに尖閣は貴重な資源が埋まっているとか、海溝があることから、国防上重要とかいうのはありますが、元々、日本は資源的に持たざる国ですし、仮に日本が資源を持ったとしても、国民の一人である自分にはどの程度利益があるのか・・・おそらくほとんどないでしょう。
そう考えると、かなりどうでもいい話なわけですが、これによって中国との敵対関係を演出しているわけです。
これも中国に勝つためなら・・・と行ってしまいがちで怖い話です。

ここまで書いていうのもなんですけれども、公務員でないなら、国家とある程度距離を置くのは、今後必須になってくるのではないでしょうか?
特に日本人が太平洋戦争、並びに広島と長崎の悲劇を繰り返さないためにも。